現在のデジタルコンテンツの世界では、一度購入した電子書籍やイラストを他の誰かに渡すことはできません。
一方、DC3の世界では、現実世界の書籍や絵画などと同じように、一度購入したコンテンツをさらに別の誰かに譲渡・貸与することができます。これを「二次流通」と呼びます。
二次流通が発生することによって、自分のおすすめの作品を誰かに貸したり、あるいは複数冊買って他の誰かに布教したりといったことがデジタル上でも可能になります。
ロイヤリティとは
DC3の世界では、クリエイターの皆さんに正当な収益を還元するために、取引に対して収益が分配がされる仕組みが存在します。これを「ロイヤリティ」と呼びます。
マスターコンテンツを登録するときにロイヤリティの設定をすることで、コンテンツが取引されたときに、マスターコンテンツの保有者は設定に応じた収益分配を受け取ることができます。
また、ロイヤリティは一次流通だけでなく二次流通の際にも適用されます。
(※クリエイターさまが望まない場合、二次流通できないように設定することができます。)
例えば、現実世界では古本屋で本が売れたとしても作者さまへ収益は還元されませんが、DC3の世界ではデータを自動的に追跡して、適切に収益が還元されます。
ロイヤリティの仕組み
ロイヤリティは「料率」「最低料金」の2項目を設定することができます。
ロイヤリティ料率
DC3コンテンツが取引される時、取引額に対する割合で収益分配を受け取ります。
例えば、ロイヤリティ料率が10%に設定されているコンテンツであれば、1000円で取引された時には100円の収益分配を受け取ることができます。
ロイヤリティ最低料金
DC3コンテンツが取引されるとき、その1回の取引の最低の収益分配を設定します。ロイヤリティ料率によって算出した金額がロイヤリティ最低料金の金額よりも低い場合、ロイヤリティ最低料金が収益分配額となります。
例えば、ロイヤリティ料率が10%・最低料金が50円で設定されているコンテンツの場合は以下のようになります。
- 1000円で取引された場合
- ロイヤリティ料率は10%なので、算出された収益分配金額は100円
- これはロイヤリティ最低料金50円より高いので、最終的なロイヤリティも100円となる
- 300円で取引された場合
- ロイヤリティ料率は10%なので、算出された収益分配金額は30円
- これはロイヤリティ最低料金50円より低いので、最終的なロイヤリティは50円となる
最低料金を適切に設定することで、自分の作ったコンテンツが、低い金額で取引されることを防ぐことができます。
まとめ
今回はデジタルコンテンツの二次流通とロイヤリティについて説明しました。
なお、取引によって発生したロイヤリティは「DC3事業者コンソール」から受け取ることができます。
複数のサービスで発生した一括で受け取ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。
DC3 事業者コンソールを開く →
合わせて、「ロイヤリティ設定ガイド」もご覧ください。
ロイヤリティ設定ガイド →
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